ブラジルの学校教育

日本の皆さん、Tudo bem?(お元気ですか?)

最近、ここアリアンサは天候が悪く…

度々、停電に見舞われております。

雨が降ると90%以上の確率で雷が鳴るのですが、

雷が鳴るとこれまた90%くらいの確率で停電します。(泣)

先日もアリアンサカラオケ大会が行われる予定でしたが…

タイミングよく豪雨&停電…

みんなで暗闇の中、焼きそばだけ食べて歌わずに帰りました。笑


さて。


先日、以前から興味があったことを実行してきました。

それは…

ブラジル学校視察。

日本の学校教育との違いを直接この目で見てみたいと思いまして。

1校目。第1アリアンサにあるマリレーナ校。公立学校です。
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11~17歳の生徒が通っています。

ちなみにブラジルの学校教育は次のように分かれています。

Fundamental:5~10歳が通う。6年間。
Fundamental dois:11~14歳が通う。4年間。
Colegial:15~17歳が通う。3年間。
Universidade, Faculdade:大学。

校長先生はアリアンサに住む日系人の方。快く校内を案内していただきました。

生徒数は約300人。

意外と多い。アリアンサにそんなに子どもがいたとは。

非日系が多いです。日系人はミランドポリスという町の私立校に通わせる家庭が多いです。

男子生徒は帽子やパーカーのフードかぶって勉強してました(汗)。

生徒は朝7時に登校します。(早っ。)

でも学校は昼までで終わりです。昼食は家に帰って食べます。

朝が早くてお腹が空くので、9時ごろに軽食の時間があります。

この学校で使用している英語の教科書も見せてもらいました。

中学校英語教師としては気になるところ…
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同じ学年で比較すると、日本よりもブラジルの方が2~3学年分くらい先の内容を勉強していることがわかりました。

英語を学習し始める時期が日本よりも早いためでしょう。英語とポルトガル語は同じヨーロッパ系の言語で似ている部分も多いですし。

書かれている文章は全て英語。母国語(ポルトガル語)は全く使用されていません。

日常生活を想定した題材で写真やイラストが豊富に使われています。

また、ワークブックのようにたくさん問題があり、直接教科書に書き込んでいく構成です。

本文(物語)メインで構成されている日本の英語教科書とはずいぶん異なります。


続いて2校目!
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ミランドポリスというアリアンサよりも大きな町にある14 de Agosto(カトルジ・デ・アゴースト)という名前の私立学校。

アリアンサでも、ここに子どもを通わせている家庭はけっこう多いです。

年齢層は5歳から17歳で、幼稚園から高校まで一貫した教育を行っています。

生徒数は約400人とのこと。
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日本語学校の生徒も何人かいて、声をかけるとうれしそうにしていました。

日系人は教育熱心なので、公立学校よりも私立学校の方が日系人の子どもの割合が多いです。

非日系の生徒たちも「こんにちは。」「さようなら。」と声をかけてくれました。あいさつくらいの日本語は知っているようです。

こちらは低学年の教科書。

1冊に全教科が入っています。これが1巻~8巻まであって1年間でこれら8冊を使い切るそうです。
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1冊だけ持っていけばいいから、かばんは軽いし忘れ物もせずにすむなあ。

高学年のクラスは週末にある大学入試対策をしていました。邪魔しちゃ悪いので長居せず退散。

大変貴重な経験になりました。



話は変わりますが、ついでに近況報告を2つ。


低学年お話し発表会がありました!

日本語学校の12歳以下の生徒が参加します。
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今年は全員で劇に挑戦!
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劇『はらぺこあおむし』
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最後に日頃授業で歌わせていた『翼をください』を合唱。
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小道具もばっちり!

練習は大変でしたが、本番も上手に発表ができ、終わった後はみんな満足気でした。

劇は練習を通して、自分のセリフはもちろん、他の人のセリフまで無意識に覚えてしまうので、とてもよい学習だと思いました。

それと、今週末は『日本語能力試験』があります。

本校の生徒も3名が受験。

バスで5時間ほどの場所にあるロンドリーナという街で受験します。

これまでの学習の成果を出し切り、ぜひ合格してほしいものです!

受験生には折り紙で合格祈願のお守りを作ってプレゼントしました。

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みんながんばってくれよ~!

それでは、今日はこのへんで。

Tchau!













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# by alianca2 | 2017-12-01 05:34 | 教育

ブラジルの労働事情~働き方改革一考~

日本の皆さん、Como vai?(いかがお過ごしですか?)

ご無沙汰しております。

2017年も残すところあと1ヶ月あまりとなりました…

ブラジルの学校は一般的に12月から1月末までの約2ヶ月が夏休みです。

そして1月末~2月初旬に学年が一つ上がって新学期がスタートします。

本題に入る前に、

最近の日本語学校の来訪者紹介

来訪者というかもはや常連さんなのですが…

朝起きると日本語学校の前に。別にモウ驚きませんが。
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きみはどこから入ってきたの?門は閉めてあったんですけど…

門を開けてやると、いい子に出ていきました。
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続いて、七面鳥。ご家族で来校されました。
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クリスマス前だし食ったろか?

閑話休題。

今日は日本語学校から話題がそれますが、休みに関連してブラジルの労働についてご紹介します。

ブラジルでは、労働者は12ヶ月(1年間)働くと、1ヶ月分のボーナスと1ヶ月の有給休暇がもらえます。

そのように法律で義務化されています。

この1ヶ月分のボーナスは、11月から12月にかけて支給されるのでクリスマスボーナス(13ヶ月目給与)と呼ばれたりもします。日本の冬のボーナスのようなものですが、企業の裁量ではなく、法律によって義務付けられている点が日本と異なります。経営者は「今年は売り上げが悪かったからボーナスはなしね」というわけにはならないのです。

有給休暇については、ブラジル人は12ヶ月働いた後、1ヶ月がっつりまとめて休みを取ります。この間に自分の趣味を楽しんだり、旅行に行ったり、家族や親戚とゆっくり過ごしたりするのです。

1ヶ月も従業員がいなくなって、工場や会社は大丈夫なのか?という点に関しては…

同じ月に複数の従業員がいなくならないように休暇を取る時期を調整したり、あらかじめ多めに従業員を雇ったりして対応しているらしいです。経営者側としてはなかなか重い負担となっているとか…。

そういえば。

ブラジルの店ってやたら従業員が多いんですよね~。

田舎の小さな靴屋に店員が6人ぐらいいて、こんなにいるか?って思いながらいつも通り過ぎます(笑)。

スーパーではそれぞれのレジ打ちの人の横に袋詰め専門の人が常にスタンバイしています。

しかもブラジルは現在、この80年間で最悪の大不況と言われておりまして…全く物が売れないようでして…

暇そうに店員同士でずっとおしゃべりしてます(泣)。

一方、日本はというと…

有給休暇をほとんど消費しませんね。

私もそうです。

教員の長時間労働は最近よくニュースで取り上げられています。

クラスの担任をしていたら休めない…

他の先生に迷惑がかかる…

子どもたちのために…

有給なんか気軽に取れるわけがない!

…とみんな「思い込んでいる」。

でも、そう思い込んでいるだけで、実は、組織全体の考え方やシステムを変えれば、みんな堂々と休めるのではないか、とブラジルという遠い地に来て、これまでの自分の教員生活を振り返って思いますね。

まあ、昨今叫ばれている「働き方改革」というのは、長時間労働の問題だけでなく、非正規と正社員の雇用や高齢者の労働促進といった問題も含んでいますが、

皆さんも、それらも含めて自分の人生と労働の関係を見つめなおしてみては?

まあ世の中考えてもどうにもならないことも多いですけどね。

さて、次回は、先日視察に行ってきた現地のブラジル学校の様子のレポートをお届けしようと思います!

なかなか興味深かったです。(本当は今回書く予定でしたが、話が長くなったので…)

それではTCHAU!














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# by alianca2 | 2017-11-24 11:58 | 教育

低学年林間学校 in 第2アリアンサ

日本の皆さん、Tudo bem?

日本は夏が終わり、だいぶ過ごしやすい気候になってきたのではないでしょうか。

ブラジル・アリアンサはというと…

雨が全く降らず、毎日38℃前後の暑い日が続いております。

この4ヶ月で雨が降ったのは1日だけかな…

雨が降ると一気に気温が下がって逆に寒いくらいなのですが、今年は去年の同じ時期よりも暑い気がします!

さて…

先日、第2アリアンサ日本語学校で、『低学年林間学校』がありました。

第1、第2、第3アリアンサとミランドポリスの12歳以下の日本語学校生徒が参加します。

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オリエンテーリング。グループごとにチェックポイントを回ってゲームに挑戦します。
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工作。ストロー鉄砲と牛乳パック竹とんぼを作りました。
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ダンス『ラーメン体操』。私も初めて踊りました。
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他にもみんなでゲームをしたり、アイスを食べたりしました。

みんな楽しい時間を過ごせたようです!
最近日本語学校に通い始めた生徒は、前日まで不安そうな表情でしたが、終わってみると、新しい友達ができたようで、いい表情で帰っていきました。私もほっと一安心。
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それではTchau!

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# by alianca2 | 2017-09-28 03:18 | 日本語学校

入植91周年記念祭!

日本の皆さん、Oi!

今日は第2アリアンサ鳥取村の入植91周年祭と運動会がありました!

昨年は、90周年という節目の年であり、鳥取県やサンパウロからお客様をお招きし、700人以上が集まる盛大なものでした。

今年は、第2アリアンサの住民と周辺の町の来賓の方々で、150名程度が集まり、こぢんまりと執り行われました。


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身骨を砕いてアリアンサを作り上げた先駆者たちへ感謝を伝えるための法要。
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その後、来賓の方々のごあいさつや、70歳以上の方々への記念品贈呈がありました。ブラジルの日系人のお年寄りは、とっても元気!エネルギーの源はシュハスコ(ブラジルの焼肉)!子供からお年寄りまで、とにかく肉をたくさん食べます!

式典の後は、みんなで昼ごはん。
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そして、午後からは…

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会館の裏のグランドで運動会!

毎年、日本語学校教員が実況アナウンスを担当します。
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大人も子供も怪我なく楽しく過ごすことができました!
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運動会プログラム…見てみます?

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今時、めずらしい競技名もありますが笑。

それでは、今日はこのへんで。Tchau!

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# by alianca2 | 2017-07-23 06:51 | 日本語学校

今年も日本祭り!

日本の皆さん、Como vai?

今年もサンパウロで開催された、世界最大級の日本祭り、第20回 Festival do Japão(フェスチヴァウ・ド・ジャポン)の手伝いに行ってまいりました!

フードコートでは、ブラジルにある各都道府県人会が出店し、名物などを販売します。

前日準備を含めて4日間のハードワークですが…

ブラジルに住む鳥取県人の皆さんのために、昨年同様、鳥取県人会の和牛牛丼&大山おこわの販売をがんばってきました!

前日準備の様子。鳥取県ブース完成です!
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昨年と同じ光景。笑
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おろしショウガが効いた自慢の味です!

こちらは即完売の大山おこわ。見た目もきれいです!
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途中で、日本のテレビ局が取材に来ましたよ!
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休憩時間は、他県のブースで食事。

高知県のかつおのたたき。久しぶりに食べることができて大満足。
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栃木県の餃子香川県のうどん。餃子が絶品で毎日通いました。笑
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昨年の記事でも書きましたが、今年も会場にはたくさんのコスプレイヤー達が。3日目に開催されるコスプレ大会の優勝者は日本行きのチケットを手にすることができるそうです。

お気に入りの一枚。フードコートでベストショットを狙い続けるカメラマンとスパイダーマン。笑

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このサンパウロの日本祭りは毎年、日本の新聞やテレビでも取り上げられています。
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来年は、日本人移民が初めてブラジルのサントスに渡ってから110年という節目の年。日本からも多くの来賓がいらっしゃるのではないかと思います!

それではTchau!



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# by alianca2 | 2017-07-20 04:06 |

日本語学校の訪問者…

Tudo bem?

今朝、日本語学校に行こうと家を出ると、近くの木から何かが落ちる音が…

ドサッ


ドサッ


ドサッ


見上げると、真っ青な大きな鳥が2羽、お食事中。
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木の実のからを上から落としていました。

アララ(Arara)という鳥で、ブラジル紙幣にも印刷されている鳥です。

体長は優に1メートルを超える、世界最大のインコだそうです。

つがいでいることが多いそうです。夫婦仲良しの鳥です。

今回、日本語学校に来てくれたのはArara Azul(アララ・アズゥ)という青い種類。

他にも、Arara Amarela(アララ・アマレーラ)という黄色い種や、Arara Vermelha(アララ・ヴェルメーリャ)という赤い種もいます。

日本語学校には、他にも多くの訪問者が…

この方々は常連さんたち…
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他にも、巨大なイグアナ・巨大なカエルやカタツムリ・ホロホロ鳥・コウモリなどなど…

夜は道路にアルマジロも出るんですよ!池にはワニもいます。

今は数が少なくなり、見たことはありませんが、onça(オンサ、ジャガーのこと)やsucuri(スクリ、アナコンダのこと)もいます。

中々、ワイルドなところに生活しているなぁと改めて実感しました。

Tchau!

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# by alianca2 | 2017-06-20 08:54 | 自然

フェスタ・ジュニーナ!

日本の皆さん、Tudo bem?

先日、ミランドポリスという町で買い物をしていると、

店の天井につるされたたくさんの麦わら帽子を発見。
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フェスタ・ジュニーナ(Festa Junina=「6月の祭り」)のためのお祭りグッズです。

フェスタ・ジュニーナでは、男女とも、わざと田舎者の格好をして踊ります。

具体的には、

男子は、麦わら帽子に派手なチェック柄のシャツにブーツ。顔には口ひげを書きます。

女子は、派手なフリフリのドレスを着て、髪は三つ編みでほっぺたにはそばかすを書きます。

授業中、生徒に祭りの時の格好をホワイトボードに書いてもらいました。
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こんなかんじだそうです…

生徒の1人が、今度ブラジル学校で開催されるフェスタ・ジュニーナで踊るというので…

次の日の夜、その生徒の保護者に連れて行ってもらいました!
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みんなかわいらしかったです。

さて、このフェスタジュニーナの起源ですが…

もともとは、中世ヨーロッパにおける、農作物の収穫の始まりを祝うお祭りだったようです。

それを、ポルトガル人が植民地時代にブラジルに持ち込んだとのことです!

話は変わりますが…

ブラジルの祭りといえば、

リオのカーニバル!(2月)

せっかくはるばるブラジルまで来たので帰国前に1回くらい見ておいたほうがいいかな…

それでは、Até logo!(またね)




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# by alianca2 | 2017-06-06 06:05 | 娯楽

日本ーブラジル間の郵便物事情

日本の皆さん、Boa tarde!(ボアタルジ!こんにちは。)

今日、日本語学校で授業をしていると、近所の方がやってきて一言。

「郵便局に荷物が来てるみたいよ。」

キター!

村の郵便局は自宅から徒歩1分。

段ボール2箱封筒が届いていました。

段ボール2箱は私が日本を出国する前に自分で送ったもので、日用品や服などを入れました。
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以前にも何回か自分で送ったり、日本の家族に送ってもらったことがありますが、2週間で届きます。

送料はこれくらいの大きさで1箱18,000円くらいします!
いつも使う輸送手段はSAL便というもので、船便よりは速く、航空便よりも安いという、一番無難な郵便サービスです。

そして、封筒の方はというと…
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うっかり日本に忘れてきた私のブラジルの自動車免許証です…

大至急家族に送ってもらいました。(御免)

これは国際スピード郵便(EMS)というもので、なんと6日でアリアンサまで届きました!

よくぞ、ブラジルアリアンサの地まで、無事に届いてくれました!感謝!

そして…
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日本語学校用に購入した絵本も届きました!

みんな読んでくれるといいな…

それでは、Até logo!(アテローゴ!またね。)

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# by alianca2 | 2017-05-31 10:07 |

2年目のはじまり!

日本の皆さん、お久しぶりです!

4月はビザの更新などのため、日本に一時帰国していましたが…

先日、無事、アリアンサに戻りました。

現在、アリアンサの気候は20℃前後で過ごしやすい日が続いています。
これから季節的には冬になり、朝晩が冷え込む時期になります。

そして…

去年はさほど感じなかった日本食禁断症状が!

ヘタに一時帰国しておいしいものばかり食べているとこういうことになります…。

日本に帰って食べたかったものは「ラーメン!」「焼肉!」そして、「うなぎ!」でしたね。

他の村に派遣されている日本人の先生方に聞いても、全く同じ答えが返ってきてびっくりしました。

ちなみに…

今まであまり紹介していなかったかもしれませんが、私の自宅(教員住宅)はこんなかんじです。
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代々の先生方に乗り継がれてきたフォルクスワーゲン・ゴルフ。かなり年季が入ってます。
ミランドポリスという少し離れた町のスーパーに食料調達に行くための貴重な移動手段です。
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そして、同じ敷地内にある自治会館。そのとなりの小さな建物が日本語学校です。
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5月21日は、アラサツーバという町で「高学年お話し発表会」がありました!
12歳以上の生徒が日本語を使って発表します。
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一時帰国前の3月に練習させ、あとは各自練習するべし、と伝言を残しブラジルを去ったので、不安もありましたが…

みんな上手に発表できて一安心です。
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今週から日本語学校の授業も再開です!





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# by alianca2 | 2017-05-23 07:12 | 日本語学校

アリアンサ誕生の歴史①~ブラジル移民の始まり~

日本の皆さん、Feliz ano novo!(フェリズ・アーノ・ノーヴォ!=Happy new year)

昨年度は、私の人生にとって1つの転機となった年でした。

普段どちらかというと出不精で海外旅行に行くことも少ない私が、まさかブラジルで仕事をすることになろうとは、去年の今頃は夢にも思っていませんでした。

皆さん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、今日は、途中止めになっていた『日本人移民の歴史』のつづきをご紹介しようと思います。(歴史をブログで短く説明するのってけっこう大変なんですよね…内容を忘れた方は、「歴史」カテゴリーのこれまでの記事をご覧ください!)


前回、お話ししたように、日露戦争(1904~)後、アメリカやハワイへの移民が激減すると、日本の移民会社が次なる移民の送り込み先として注目したのが、南米ブラジルでした。

当時、ブラジル政府は、コーヒー農園での労働力不足から、外国人労働者を積極的に受け入れ、渡航費を補助していました。

日本の移民会社は、出稼ぎ希望者を家族単位で募集し、ブラジルのコーヒー園に送り込みました。

しかし、その労働環境は劣悪で、賃金も低かったため、コーヒー農園を離れる日本人労働者が続出し、彼らは、サンパウロ州内陸部(ノロエステ地方)の土地を開拓し、新たな生活の場としました。

1917年頃になると、第1次世界大戦によるヨーロッパ人移民の減少から、日本人移民の要望がさらに高まります。

そこで、日本政府は、それまで国内にいくつかあった移民会社をひとつに統合して「海外興業」という会社を作りました。

国策(国の政策)としての本格的なブラジル移住の始まりです。

準備のためのお金やブラジルへの片道の旅費は国から支給されました。

しかし、この政策にも大きな問題点がありました。

海外興業が手伝ってくれるのは、ブラジルで働く農園を紹介するまでであり、それ以後のことは、全て渡航者本人の責任とされました。

実際には、思うようにお金を稼ぐことができず、それどころか、日本に帰国する資金さえ貯めることができない人がほとんどだったといいます。

このような状況の中、ただ移民を送り込み、その手数料でお金をかせぐ移民会社(海外興業)に頼っていては、日本人移民に未来はないと考える人々が現れます。

後のアリアンサ移住地創設者である永田稠(ながたしげし)、輪湖俊午郎(わこしゅんごろう)、北原地価造(きたはらちかぞう)の3人です。

彼らは、日本人移民を単なる出稼ぎ労働者ととらえていませんでした。

彼らは、日本人移住地が、ブラジル社会から認められ、ブラジル人と共生しうる地域社会になることを目指していました。

そのためにも、移民会社に頼らず移住者自身による自立した、文化的にも高度な移住地の建設を目指し、アリアンサ運動を展開していきます。

この点において、アリアンサは他の日系人移住地とくらべて、その創立理念と過程が大きく異なるのです。
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永田稠氏石碑(第1アリアンサ北原公園)
背面には氏の教えである
「珈琲(コーヒー)より人を造(つく)れ」
の言葉がきざまれている。




(つづく)

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# by alianca2 | 2017-01-07 03:55 | 歴史